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「Tokyo Innovation Base(TIB)」にて、次世代ヘルスケアエコシステムのビジネスピッチに登壇しました。

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株式会社きづなろ(本社:東京都港区、代表取締役 大槻知史)は、品川区スタートアップ・エコシステムとの連携で、2025年2月21日(金)16:00~17:30にTokyo Innovation Base(TIB)で試験導入コースとして登壇し、次世代ヘルスケアエコシステムのビジネスピッチに登壇しました。

目次

背景と思い

地域と未来をつなぐ挑戦

品川区は、アクセラレーションプログラムや女性創業支援など、スタートアップ支援に力を注ぎ「日本で最もチャレンジを応援するまち」を目指しています。こうした環境の中で、株式会社きづなろは、革新的なヘルスケアエコシステムを通じ、地域社会の安心と健康寿命延伸に貢献すべく挑戦を続けています。

創業者の体験から生まれた使命感

「自宅で安心して暮らす」という想いは、創業者大槻知史自身の家族の体験から。

独り暮らしの母が転倒し、救急搬送に至った現実を見て、早期発見と介護負担の軽減の必要性を痛感しました。この熱い思いが、革新的な非接触センサー技術と診断AIを組み合わせたシステム開発の原動力になりました。

イベント概要

イベント名:【TIB PITCH】第10回 TIB PITCH
開催日時:2025年2月21日(金)16:00~17:30
会場:Tokyo Innovation Base(TIB)東京都千代田区丸の内3-8-3
参加費:無料
対象:観覧者 (どなたでもご応募いただけます)

試験導入による実証試験

  • 自社サービスをTIBへ試験的に導入し、実際の利用環境下でのフィードバックを収集
  • サービス課題の発掘と改善を図るとともに、TIB関係者やユーザーとの意見交換を実現

品川区スタートアップ・エコシステムとの連携

  • 行政・企業、VC・CVC、地域主体が一堂に会し、相互の成長を促進
  • 地域の商業・ものづくり・教育の特性を活かしたマッチングやフォローアップの機会も創出

製品・サービスの概要

株式会社きづなろのヘルスケアエコシステムは、以下の技術とサービスを統合しています。

  • 非接触センサー技術壁面に設置されるステルスな骨格センサーにより、日常生活動作を高精度でセンシング
  • 多モーダルセンシングと診断AIベッド上の呼吸・心拍、便器組み込みの生体情報など、複数のセンサーから得たデータをAIで解析
  • 安心ネットワークによる迅速対応緊急時には専門スタッフが介入し、見守る家族の不安を軽減

独自のヘルスケアエコシステムを活用し、高齢者とその家族双方の不安を解消するソリューションを提供。日常生活動作を非接触でセンシングし、高齢化社会における転倒予防や在宅介護負担の軽減する取り組みを行っています。

独自のステルスセンサー技術

壁面設置型の骨格センサーをはじめ、複数のモーダルセンシングとAI診断を組み合わせる独自のシステム。装着不要かつプライバシーに配慮した見守りを実現し、高齢社会における転倒予防や在宅介護負担の軽減に貢献する革新的な取り組みです。

課題解決への強い意志

「子といえども見られているのはイヤ(独居の母)」という利用者の声や、創業者大槻自身が抱いた「自分も介護負担を子どもにかけたくない」という想いから生まれたぴんぴんセンサー。現場の切実な課題を解消するための強い動機や使命感がきづなろの強い意志にも繋がります。

将来の社会的インパクト

「転ばぬ先の見守り」から「転ばない暮らし」への転換を目指し、自宅や施設での日常生活動作を可視化・予防につなげる仕組みは、超高齢社会において大きなインパクトが見込まれます。

開発のきっかけ

創業者である大槻自身が両親や義両親の介護を経験し、「転倒事故に気づけなかった」「発症時刻が分からず、的確な医療処置が遅れた」といった事態に直面し、『自分たちや大切な家族が、最期まで自宅で安心して暮らせる世界をつくりたい』という強い想いが事業の原点となっています。

革新的技術で実現する「転ばない暮らし」

当社が開発したシステムは、独自のAIエッジ技術により、従来のセンサーでは捉えられなかった人の姿勢や動作を高精度で認識します。三万回以上の試行錯誤を重ね、設置位置や角度を気にすることなく、一般家庭でも手軽に導入できる画期的なソリューションを実現。97%以上という高い転倒検知精度を達成しました。

今後の展望

当社は「みんながピンピンコロリの社会を創る」というビジョンのもと、「最期まで自宅で暮らす」ことを支え、老後も自立して元気で過ごしたい人々に向けて、AIを活用した心地よい距離のコミュニティと介護予防を提供してまいります。

見守られる側の負担を最小限に抑えつつ予防的な健康管理を実現する新たな「ヘルスケアエコシステム」として、すべての人々の健康寿命延伸に貢献してまいります。

今回の登壇を皮切りに、品川区スタートアップ・エコシステムとの協働をさらに深化。医療現場や地域コミュニティにおける介護・健康管理の課題解決に向けた事業共創を推進します。

株式会社きづなろについて

独自となる当社のヘルスケアエコシステムは、日常生活動作センシングと様々なモーダルセンシング、診断AIを組み合わせた革新的なシステムです。

壁面に設置されるステルスな骨格センサーが、生活動作情報を収集するプラットフォームの基盤となっています。このセンサーは装着の必要がなく、監視される違和感も最小限に抑えられます。緊急時には専門の安心ネットが対応するため、見守る家族の負担も軽減されるのが特徴です。

ベッド上の呼吸・心拍等を検知する非接触センサーや、便器に組み込まれたバイオマーカーセンサーなど、複数のモーダルセンシングと併せて、問診AIによるかかりつけ医代替機能を実装し、包括的な在宅ヘルスケアを展開しています。

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